漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
70代の男性です。何年か前から疲れを感じるようになりましたが、さらに疲労倦怠感が強くなり、病院で調べてもらったところ、鉄欠乏性貧血と診断されました。漢方薬を服用して貧血が改善できないかと思い、漢方相談しました。
相談員の方は、「まずは鉄分を吸収できるような胃腸の状態へ整えないといけませんので、今日は胃腸の状態を考慮した貧血の改善を重点とした漢方薬をお勧めさせていただきます。漢方薬の服用をまず4~6ヶ月続けてみてください。」と、と言って漢方薬を2週間分お勧めしてくださいました。
漢方薬を2週間継続服用して、胃の調子が良くなったので安心しました。
その後、漢方薬の服用を継続しているうちに、貧血が改善してきました。
漢方薬の服用を開始してから4ヶ月後に血液検査を受けたときには、検査値が正常範囲内になっていました。
この方は、辛いものが大好きでいつも食べていました。辛いものが多すぎると胃腸に負担がかかる場合があります。この方には、辛い物を食べすぎないようにとお話させていただいて、漢方薬をしっかり服用していただくことにしました。その結果、漢方薬を服用して数ヶ月で貧血が改善しました。
今回のご相談は鉄欠乏性貧血でしたが、その他にも貧血にはいろいろな原因があります。中医学的には、胃腸機能の不調が貧血につながる場合があると考えられます。
TEL:048-574-9331
住所:埼玉県深谷市上柴町西1-17-10